マイドキュメンタリー・プログラムは、過去の原体験(記憶)や未来の擬似体験(想像)を写真と文章によってワークシート(マイドキュメンタリー)に表現・記録し、発表、傾聴、他者からのフィードバックを受けることで、学習指導要領に記されている「生きる力(非認知能力)」の向上をはかります。
生きる力は、社会生活を営むために必要な能力や資質の総体で、変化の激しい時代を前向きに受け止め、人生を豊かにしていくために、主体的に考え、実行に移し、達成する力です。
文部科学省では「生きる力」を知育、徳育、体育の3要素がバランスよく育まれた力と定義しています。

<生きる力を構成する3要素>
①確かな学力(知育)
基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力のこと。
②豊かな人間性(徳育)
自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性。
③健康や体力(体育)
たくましく生きるための健康・体力、運動能力、食生活、安全に関する知識。
「生きる力」と「非認知能力」は、変化の激しい現代社会を力強く生き抜くために必要な能力という点で深く関連しています。
ですが、厳密には同じものではありません。
「非認知能力」はIQや偏差値などの学力(認知能力)では測れない「目標達成」や「社会生活」に必要な能力の総称です。
たとえば自己肯定感や忍耐力、協調性、コミュニケーション能力、成長する意欲などが非認知能力です。
近年、「非認知能力」は学力よりも将来の成功に大きく影響することが研究で示され、注目を集めています。
マイドキュメンタリー・プログラムは、社員やチームメンバーの非認知能力を高めることが可能なプログラム。すでにさまざまな組織で導入されています。
マイドキュメンタリー・プログラム